先日、出張先で二日酔いになり、次の日の午前中は予定がなかったので4時間ほど勉強できたはずの時間を朦朧と過ごしてしまった。付き合いも大事ですが、次の日に影響するならばお酒はセーブして飲まないといけないと思いました。そんな二日酔いあがりの昼にぶらりと入った出張先の書店で立ち読みして思わず買ってしまった本。帰りの移動中に一気に1日で読みました。
松本雅典『司法書士5ヶ月合格法』 著者は、まったく法律を学んだことがない状態からスタートしてなんと5ヶ月で司法書士試験に合格したという。確かこの本は、木村一典講師の本とほぼ同時期に発売されていて横に並んでいたので、気にはなっていました。 【読んでみての感想】 内容はためになるのですが、勉強の方法論については、リコレクト法と著者がいう知識を関連付ける方法や、テキスト・六法・過去問を三種の神器とするなどは、木村先生のテキストに載っている方法論と大きな差はないです。むしろ木村先生の本の方が過去問の解き方などでより詳細に解説していてわかりやすい。また、予備校の講師や合格者のブログなどを読んでいれば、わりとすぐ行き着く王道の方法論かな、と。 方法論よりもすごいのは、やはり5ヶ月で合格したということ。 著者の合格までの勉強スケジュールが書かれているのだが、3ヶ月で全科目のインプットを終えて(過去問もしながら!)、試験当日までにテキストのINPUTを3サイクル回したということ。過去問も1度は解いていること! 本当ならば是非その方法論を参考にしたいと思ったのだが、どうインプットをうまく進めたのか? ということについての記述はあまりない。具体的な個人名を当てはめて事例を考えるようにしたことなどが挙げられているくらい(←でも、本書で挙げられている、エイベックスの株主総会で浜崎あゆみを例にして会社法の株主の代理について理解する話など具体例があると確かに記憶に残りますね)。 今のところ、個人的には、司法書士試験の大変なことは全科目の内容をとりあえず理解する工程に一番時間と労力がかかることと思っている。著者がなぜ、3ヶ月で「楽しく」全科目をインプットできたのか? についてもっと知りたいと思った。3ヶ月2ヶ月1ヶ月とテキストを3サイクル回す方法論を知りたいと思った。 著者の合格までの勉強量は1日17時間とすごいとは思うのだが、それだけかけても私の場合だったら、民法だけでも、講義を聴いたりやテキストを読んだりでとりあえず1通り理解するのに3ヶ月はかかると思うのだが(不動産登記法はもっとかかりそう!)。意味を理解せずにページの表面だけなぞるのならば簡単だが、それだと著者のような合格までは辿りつかない。 著者はどんな講義やテキストを使っていたのか?止まらずに理解し続けて合格レベルまで進めるコツはどこにあったのか、根性論でなくそこんところを知りたいと思いましたー。いじょ。 また、同じ著者の不動産登記法の記述式をビジュアル的に解いて行く解法の本も立ち読みしたのですが、時間がない私にはわかりやすそうですぐ取り入れられそうで、購入を検討中です。 さて勉強再開します。
by koshirak
| 2012-04-21 22:48
| 勉強
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